「[活弁]映画でよむ　クラシックアニメ篇」
というイベントで視聴
※活弁師　山城秀之

1930年、文部省製作の無声ショートアニメ。
昔は文部省が直接映画づくりしていたのですね。

ベースはイソップ寓話、
この驢馬は川端康成さんも日本語訳していたそうです。

ストーリーは比較的有名ですが…

親と子とロバが歩いている
→ロバに乗れば良いのにと言われる
子がロバに乗って歩く
→息子ばかり楽してと言われる
親がロバに乗って歩く
→ロバに2人乗れば良いのにと言われる
親と子がロバに乗って歩く
→ロバがかわいそうと言われる
親と子はロバを背負って歩く
→ロバの足を結んで棒を刺して歩けば楽と言われる
親と子は言われたようにするも、ロバは結局、川に流されてしまい…という話し
↑
SNS時代の現代でも通じる内容。
何か目立つことをしていたら、必ず誰かが批判するし、必ず誰かが絶賛する。
そういう外野の声を間に受けるな…ということですね。

いつの間にか登録されてたｗ
自分の考えを持たず、他人のいうことを盲信する農夫親子が、ろばを市場に売りに行く途中、遂にろばを川中に落して元も子も無くす。イソップ物語に取材した教育的風刺動画である。何しても文句を言う人はいるのだから、気にせず好きにした方がいいという教訓でもあると思った。殊日本では、本当にそうだなあと。昔のアニメーションは本当にこういう根本的な、常識になりつつある部分に問いかけてくるのが好き。

鑑賞記録