紅茶

イングランド・イズ・マイン モリッシー, はじまりの物語の紅茶のネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ザ・スミス結成前夜を描いた物語。
内容に触れる前に。このような類の映画において狂信的なファンによる批判はボヘミアン・ラプソディーの時もあったが、映画に真実を期待するなとひとまず言いたい。ドラマを楽しむものだと。数々の自伝映画を作ってきたオリバー・ストーンがおっしゃっていました。
モリッシーにおける学校や職場は地獄以上の何物でもない場。そんな状況下に音楽という希望に活路を見出し、内向的な彼が彼なりに必死にもがく姿。それをジャック・ロウデンによってうまく表現されてた。
また、モリッシー周りの人々、特に女性からの愛によって彼を支え続けたことがやはり彼のシンガーとしての道を成就させた一番の要因なんじゃないかと思った。愛が見つけにくい世の中で彼は辛うじて生き、そして「歌う」という使命を果たした。「お騒がせモリッシーの人生講座」を読み返してグッときた。
これからもモリッシーという男を追いかけざるを得ない気持ちにさせてくれました。
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