ハレルヤ

キンキーブーツのハレルヤのレビュー・感想・評価

キンキーブーツ(2005年製作の映画)
3.9
父親から靴工場を継ぐも、経営難に陥り、八方塞がりの主人公チャーリー。ドラッグ・クイーンのローラとの偶然の出会いから、セクシーなキンキーブーツを生産することで経営を建て直す決意をするコメディドラマ。

これが実話とかビックリ仰天!
ただの靴を生産するよりも、誰も開拓していないセクシーなブーツという分野に目をつけ、そこから事態の打開を目指す物語ですが、そのテンポの良さ、タイミングの良い笑いに、痛快なラストとこの手の映画に求める要素はほぼ全てクリアしています。

まず主演のジョエル・エドガートン。父親の突然の死から会社を継ぐ運命となり、慣れない社長業に悪戦苦闘する日々。前半の頼り無さげな姿から、後半になるにつれて力強さが宿ってくるチャーリーにはピッタリな配役。

その相棒のローラ役のキウェテル・イジョフォー。「それでも夜は明ける」での彼とは別人かと思うほどかけ離れた役柄で驚きでした。笑
歌って踊ってセクシーな役でしたが、完璧に演じきっていましたね。

そんな俳優陣の活躍もあり、王道の物語ながらも見所が沢山ある充実感に満ちた作品になっていると思います。
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