海女稼業の収入に目が眩んだストリップ一座の男（石津康彦）が、本物の海女を雇用したお色気事業を展開させようとする。山師の男が海女の性生活に触れていく、日活ロマンポルノ。記念すべき、海女シリーズ第1弾。

開放的な性が日常の中に溶け込んでいる、漁師の町が舞台。のらりくらりとした山師とレジャー施設の上役が、都市開発のため参上するのだが、地元の海女たちの猛烈なエネルギーに翻弄されてしまう。

口八丁手八丁で世渡りしている山師が、あらゆる手段で海女の心を射止めようとする展開が面白い。現地人と余所者のすれ違いを利用したギャグが、釣瓶打ちとなって押し寄せてくる。

女優陣では、若い海女（立花りえ＆樋口マキ）が実質的なヒロインだが、役者のインパクトでは立花りえの母（森みどり）のコメディエンヌぶりが輝きを放ってる。肩の力を抜いて楽しむことができる、スタンダードな艶笑コメディ。

• #エロ映画

藤浦敦監督が海女シリーズは、俺が考えたと言った感じだったが、本作が一作目。マリンパークやストリップ嬢のヒモやらが海女に近寄って大騒ぎ。このフォーマットから以後のシリーズは、縛られるようだ。音楽が松竹喜劇映画のようで軽快。話は、いつもの内容ですね。

• #(秘)海女レポート淫絶

海女さんが減った原因の1つにロマンポルノの題名のせいがあるんじゃないかね？

一生懸命海に潜って働いてるだけなのに、こんな題名つけられたら海女さんも怒りで塩吹いちゃうよ…やってられないわって…淫絶って…なによ…エロい目で見ないでよ！

男ってほんとにスケベえだと反省。清らかな心で観て海女さんを応援しよう。作品はコメディータッチ。内容はイチさんのレビュー通り。ラストはここだけ見れば寅さんみたいで懐かしさ少々。綺麗どころは少ない。もっと綺麗どこ脱がせろ。女性陣が元気な作品。

• #ポルノ