この映画の魅力は、お互い一歩も引かない男女の口論の台詞の面白さ、そして喧嘩しているのですが、どこか奥の底に愛情が見え隠れするような、非常に微妙な感度で二人の演技が保たれているところです。なぜか喧嘩を見て、二人の相性が抜群なことに気付かされます。
「喧嘩するほど仲が良い」という不思議な言葉を体現している映画です。
この映画のカップルには、ウディ・アレンとダイアン・キートンのようなインテリさこそないが、お互いが本当に相手を求め合う人間的な温かさがあります。
最高にロマンチックなラストシーン含めて、ほっとするような温かいロマンチックコメディーです。
「早く来い。メーターが上がっている。」
名台詞ですね。