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パンク侍、斬られて候のdaiyuukiのレビュー・感想・評価

パンク侍、斬られて候(2018年製作の映画)
4.0
超人的剣客を自称する1人の浪人掛十之進(綾野剛)がついた嘘をきっかけにはじまる、世界を揺るがす黒川藩VS腹ふり党VS猿の大合戦。
悪のカリスマ指導者茶山半郎(浅野忠信)、神出鬼没の密偵江下レ魂次(渋川清彦)、十之進の嘘を利用し黒川藩乗っ取りを企む謀略家の家老内藤帯刀(豊川悦司)、十之進を付け狙う最強の暗殺者真鍋五千郎(村上淳)、日本中の猿を集めるエスパー猿大臼延珍(永瀬正敏)、謎の美女ろん(北川景子)…
次々と現れるクセもの12人による、生き残りを賭けた戦いがいま幕をあける!
町田康の同名小説を映画化。
誰もが嘘つき、インチキ、でたらめ勝手なキャラクターのせめぎ合いやわちゃわちゃしている大騒動をただ楽しみ、でたらめさに大笑いすれば良い映画。
宗教も武士道も忠義も、でたらめ嘘っぱち。
全てを破壊し尽くす。まさにパンクロック。
綾野剛、豊川悦司、染谷将太、浅野忠信、永瀬正敏などの演技派がバカに徹して振り切った演技をする怪演を楽しむ「狂い咲きサンダーロード」に匹敵する怪作。
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