える

来るのえるのネタバレレビュー・内容・結末

来る(2018年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

ここ最近観た映画で一番面白かったかも。

怪異ホラー、一番怖いの人間ホラー、ギャグ、と空気が二転三転するにも関わらず、各チャプターがそれぞれ主軸で繋がっており相互に作用しているので、映画3本くらいの見応えがあった。

僕の霊と宗教に対する考え方が本作もご多分に漏れず合わないので、劇場版モンスターハンターとして観た。
特に霊を何だと思ってるんだろう?神主、住職を何だと思ってるんだろう?神道と仏教を何だと思ってるんだろう?と気にし出したらキリが無い。ある種この映画の山場でもあるのに、非常にアイコニックに、悪く言えば表層的にのみ、もっと言えば日本を誤解している欧米人の如き解釈で描かれている。浅い。

マコトがかわいかったので何故推しはいつも死ぬのかと嘆いていたら帰って来てくれて歓喜した。
松たか子もかっこよかった。特に邪魔な人間を容赦なく殴る蹴るシーンは笑い転げた。

人間怖いパートは残念ながら疑り深い性格ゆえ大体予想できていたが、嫁さんがそこまで壊れていたとは気付かなかった…。まあ旦那があれならそうなるよなぁ…と納得。外面だけ良くして中身が無い人間ほど自分が悪いと思ってないから反省もしないよね。

オムライスの国には僕も行きたいです。

総評して面白かった。『CABIN』好きな人にはおすすめできる。
える

える