実在した疎開保育園を題材にした邦画の戦争もの。
個性あふれるキャラ造形、年齢にふさわしいフランクな会話、大げさにやらないひとの生きに死になど、随所に光るものがあって目が離せない。
空襲のシーンがないのはハイコンセプトだなぁと思ってたら、ちょこっと差し込まれる。違和感強かったけど、監督の意図はどうだったんだろ。
唱歌いっぱいなのも良かったなぁ。
善人もいなければ悪人もいないというバランスが、現代的な作劇作法のそれで好印象しかない。ほんとすごいねこれ。
山田洋次のお弟子さんみたいなひとが監督脚本やってるとのことだけど、現在の師匠よりぜんぜん才能ある。
ほんと面白かった！
