木曳野皐

半世界の木曳野皐のネタバレレビュー・内容・結末

半世界(2018年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます


地味な画に地味な色。
何処を見ても田舎。
特別な事など何も起きない。
「映画みたいだな」って台詞、
クサすぎて噎せた。好きだけど。
渋川清彦にしか言わせらんねぇあんな台詞。

“アイツ死にそうだな”って目で瑛介のことを見てたので、まさかの紘が死んでビックリした。
人が死ぬ場面を抜いて、「好き」とは大声で言えないけど実はあの場面が一番好きだったりする。
“アイツ死にそう”って奴より、
“このまま日常を生きてそう”
“長生きしそう”って奴がある日コロッと逝ったりする。
そこがこの映画の〈リアル〉なのかなと思う。



【半世界】を観てる途中で気付いたけど、
稲垣吾郎の演技、初見でした。
草彅剛と木村拓哉はドラマで拝見したけど。
ゴロちゃんの怒ってる演技が不器用でなんか好き。この人、怒り慣れてないんだろうな感が凄い。きっと優しい人なんだろうな。
それに花を添える池脇千鶴。脱がなくてもやっぱり女のリアルが在った。
本当に池脇千鶴さんの演技好きです。
そして渋川清彦、長谷川博己。
最高のおじさん3人組でした。

ただ久しぶりに観る映画がコレで良かったのか感は否めない、自分のテンションと映画が合わなかった、仕方ない誰も悪くない。
木曳野皐

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