まだ若かりし頃の阪本監督の問題作(?)を鑑賞。
まだ煮詰まってない頃の国岡や殺丸も出てきて、アクションも多少はあるけど、それよりもバイオレンスに全振りした胸焼けが強い(褒めてる)作品でした。
中心人物っぽいやつもあんまり関係ないことであっさり死ぬし、クライマックスっぽい乱闘シーンは全然中盤だったりするのは、いかにも阪本作品という感じ。
人を殺すことも食うことも躊躇いのないサイコパスでも、近いコミュニティの中では承認を得たいという、そこだけ嫌に人間らしい欲求があるとことか変にリアルで良かった。
ラストのオチも絶望的で好き。