ぬーこ

ここは退屈迎えに来てのぬーこのレビュー・感想・評価

ここは退屈迎えに来て(2018年製作の映画)
3.2
原作 山内 マリコ
監督 廣木 隆一 
主演 橋本 愛 
舞台 富山

冒頭、ティファ朝の話。田舎から抜け出してきたオードリーヘップバーンが都会で恋人作って幸せになるってそんな簡単にうまくいかれても。

富山に帰り、高校時代から憧れの椎名くんに会いに行く話。
青春の幻影を過大に膨らませ、はしゃぎながらドライブする橋本愛たちとファミレスで現実的な話をする内田理央達の対比はわかりやすかった。基本セリフとかも狙ってると思えるほどに分かりやすい
高校時代の憧れの男の子が何とかなるっしょって言っててならなかったのはざまあみろ感はある笑

中盤まで、タイトル通り退屈な話だった笑
原作はきっともっと高校の進路で別れた都会と田舎のギャップ、青春の輝きとアラサーのくすみ、をもっと描けているのだろうなあと想像する。 
みんなに歌わせるのは、どうなんだろう

橋本愛のJK姿似合うなあ。目力好き。
またダサイ素朴キャラで渡辺大知が出ている。ダサい役似合う。

なんで帰ってきたのか、
なんで東京に行かなかったのか、
東京で何したのか
これって前世代も今世代もテーマ。

椎名に初めてゲーセン誘われた日
椎名たちにとってはいつものこと。でもわたしにとっては何よりも変え難い。椎名だけが作り出す空気

椎名との付き合ってた頃の夢を見て、当時の気持ちを思い出し、遠藤と寝てたのをおぞましく思い、ホテルを抜け出す門脇麦のシーン良かった。
椎名にとっての私って私にっての遠藤じゃないよね?と叫ぶところ良い。この自問自答はフラれた皆んなが気になるところだよなあ。でもその後の歌はわざと下手に歌ってるんだと思うけど冷めたわ


○セリフ
浮ついてても10年流してくれる
浮ついてても大丈夫な場所それが東京

誰かがいれば何もいらないってならないよ
お前はおれがどこか行ったら追いかけてくるの?
どこまででも追いかけますよ!
じゃあ車買った方が便利じゃん

どんな男よ?
つまらない男よ

2021.85
ぬーこ

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