このレビューはネタバレを含みます
すべての謎が明かされる……と期待して挑みましたが……まあ確かに真相はそういうことねって感じ……良く言えば王道とも。
ただ、その原因を作ってしまった母親が呪術師？みたいな家系のおかげで、そういった事態に対処できるもんだからいきなり始まる霊能力バトル。挙げ句信心深い男性キャラは虎の神が乗り移って変身、霊能力バトル笑。
ちょっとエンタメ色が濃すぎてホラー感が薄まったなあと…第一章から続けて観ると、ややポカンとしてしまいます…
あと若くして母親の主人公と、現役高校生？の娘がお腹に子を宿してしまったことから始まる衝突が騒動の発端だけど、そちらは物語の根幹まで深く関わってくるのに、子供を作ってしまった父親側の気持ちは？ 確かに恋人を助けたい一心で主人公に協力的ではあるけど、お腹の子に対する気持ちとか揺れ動く感情が一切なく、最終的になんの脈絡もなく出産を受け入れてしまっているのはなんだかなあ…主人公もそのことに対して何一つ言わないし、まあ台湾の社会事情とか知らないんではっきりとはわかりませんが。魔神仔になった子も、父親に関しては何一つ語られてないし、画面に写ることもない。とにかく物語上父親という存在が置いてきぼりすぎて、何だこれ、と思ってしまったので、ちょっとホラーとしては…という評価です…
