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ジュディーを探してのmumbleboyのレビュー・感想・評価

ジュディーを探して(2017年製作の映画)
3.6
今年2本目の映画はだいぶ日が開いてしまいましたが今作でした。

年末に相方と映画を観ようってなった時に今作も候補に挙げていたのですが選ばれず年を越してから1人で観ました。まるでどういう映画なのかわからなかったのですがNetflixでは「心温まる」「ユーモアあふれる」というタグがついていたので気になっていました。

実際に観てみると何これ、すごい変って思いました。変な人生を送っている変な人がまた別な変な人に恋をしてひょんなことから不本意に有名人になってしまったためにその恋が前途多難になってしまうという様な話。やはりLA場所は本当に特殊だなって思います。自分は10代の真ん中あたりをLAから車で1時間ほど南にある町で過ごしていてたまにLAに行くこともありましたがまるで馴染めずどっちかというと嫌いでした。だだっ広くてどこに行くにも車が必要でどうにも好きになれない場所でした。そんな場所に住んで人生を過ごしていたらこの映画に出てる人たちの様に変になるのも無理ないなって思います。ある程度裕福な人は人間らしい暮らしも可能なのかも知れませんがそうでなくその日暮らしな今作の登場人物のような人にとってはとても人間らしい暮らしとは言えない様な生活になってると思います。まあかなりオフビートなラブコメと言えるのかも知れませんがラブコメというにも肝心なロマンチックの部分がちょっと足りない気がしました。途中から段々と距離が縮まっていくのは良かったのですが2人がどの時点で恋に落ちるのかというのをもうちょい見せてくれても良かった気がしました。今作だとよく話をする2人がいつの間にかそういう仲になるという感じでエド・ヘルムズ演じるエディ・クランブルは最初っからアマンダ・セイフライド演じるジュディにぞっこんというのは良しとしてもジュディは誰にでもフレンドリーな感じなのがエディの何が彼女に響いたのかがわかりませんでした。あとはエド・ヘルムズがちょっとおっさんすぎてジュディが彼を恋愛対象とするのがちょっと説得力に欠けるかなと思いました。もうちょい年上の人だったらもう少しリアリティー度が増したかも知れません。それとSNL出身のトレイシー・モーガンのキャラがちょっと面白みに欠けてたので彼のコメディアンとしての才能がもっと生きる役だったら良かったのになと思いました。非常に変わったシチュエーションは興味深かったですがラブコメ的な観点からいうともっと頑張れたのではと思いました。
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