地方のどことなくアウトサイダー風な若者がヘラヘラと旅行してるだけの映像、なのに異様に引き込まれる雰囲気でずっと観てられる。
「イオンと変わんなくない?」とか言っちゃうの笑う。
一応、はぐれた相方を探すみたいな展開はあるにはあるけど、そこでディープさを見せる海外の景色を見る視線が不安を含んだ視線というよりも「拗ねた視線」というか、良い意味で軽々しくて面白い。
再会も全然エモい感じではなくて、ゆるい。
「さっき思いついてカメラ回しときました」みたいなチープな映像もドキュメンタリーを通り越してもはや友達の旅行の思い出で見せられてるみたいで、より一層オフビートに拍車をかけてる。
脳みそをダラけさせたい時に観たい映画。