TOURISMの作品情報・感想・評価

上映館(1館)

TOURISM2018年製作の映画)

TOURISM

上映日:2019年07月13日

製作国:

上映時間:77分

あらすじ

「TOURISM」に投稿された感想・評価

sennin

senninの感想・評価

3.5
宮崎監督らしい映像。ドキュメンタリータッチなのも嫌いじゃないです。続編も早く観たい。
最近、映画におけるスマホ表象について考えさせられることが多い。この作品では、主演の女の子2人がスマホ片手にシンガポールへ旅行する。旅先の風景は、異国情緒とは程遠い、日本の都市との同一性を認めざるを得ないものである。しかし驚くべきことに、そのような風景もスマホ画面を触媒にすれば新鮮に映ってしまうのである。
三宅唱の新作も、そしておそらく新海誠も、積極的にスマホを表象するのに対して、黒沢清が最新作で見せた映さないという選択が、やや鈍感な印象を与えてしまっているように感じた。
…まあでもそんなことより世の中舐め腐った態度の若い人見るのは楽しいね。傑作です。
miku

mikuの感想・評価

3.2
初日舞台挨拶
セルフィ、自撮り棒、インスタライブと、今時の等身大の女の子の自然な感じ
日本とシンガポールのノスタルジックな光景を撮ってる
2人のファッションも見どころ
試写!

異国の地でもいつもと同じノリで身構えることなく旅ができるニーナとスー。最強よ。私もこんなノリで旅ができたらなぁ。


ほんとに普通の女の子達の旅をみてる感じ。
スマホでの自撮りや、siriで観光地探すところもリアル。『大和(カリフォルニア)』のサクラと近い場所にこの子達が住んでて、暮らしてる。そう考えるとまた不思議な気持ちに。
スーのファッション大好き。
不思議な映画だ。

遠藤新菜さんは西原監督の「シスターフッド」といい、演じるだけでなく素の部分も要求されるこういったタイプの映画作家から好かれるのかなぁ。不思議な魅力。

やりたいことは伝わるけど、噛み砕くのには時間がかかりそうだ
よくいる普通の若者がひょんなことから海外旅行に行くが、現地でiPhoneを落とし、友達とはぐれてしまう。。。
高崎映画祭にて。

テーマは「iPhoneを無くした瞬間に、本当の旅が始まる?」でしょうか。

前半30分
カメラ目線で語られる将来の夢についての独白や「ファッションセンターしまむら」、「セブンイレブン」から出てくるシーンや工場の単純労働の描写が、美術館の展示作品のような映像印象を受けました。

上映後、トークショーで監督がシンガポールの美術館の作品の一つとしてスタートしたといっていたので、ドキュメンタリーと虚構が入り混じる不思議な映像になったのかもしれません。

物語中盤までスマホで撮影した2:3の画面サイズや手持ちカメラ独特のブレが画面を占め、少し酔いましたが、これがかえって物語とドキュメンタリーの境を曖昧にしていました。

映画後のトークライブで語ったところによれば
60年代のヌーヴァルヴァーグ的な映像を撮りたかったそうで
今の時代性や、都市今を切り取ることを意識されたそうです。

ただ、飛行機の搭乗シーンやタクシー、商店のシーンでは明らかにカメラマンと目が合っており、神の見えざる手が丸見えでした。
▶︎こういう既存のものをぶっ壊す姿勢もヌーヴェルヴァーグなのでしょうか?

物語中盤で、女の子、2人が踊るシーンもヌーヴェルヴァーグのジャズに合わせて踊る女の子へのオマージュだそうです。

最初携帯を落とす前の主に描かれた舞台が
「ショッピングモール」や「ガイドブックに載っているような観光地」
2人はインスタ映えを目指し、
ディズニーランドのような虚構を旅します。

ですが、
携帯電話を市場(虚構と現実の境目?)に落としてからディープなシンガポールが次々と描かれる。

チャイナタウン、イスラムのモスクなどの多民族性、青年の家でのマレー料理での歓待など、スマートフォンで滅菌加工されたような予定調和的旅が終わりを告げます。

この描写が見事で、心の中で拍手していました。

本当の旅の面白さや本質は
インスタ映えでも、ガイドブック確認でもなく、
予測不可能性である。

そういったところを軽やかについている素晴らしい映画でした。

2019年夏公開の際は、ぜひ。
t

tの感想・評価

3.9
yamato film festivalにて。
7月公開。
必見の一本です。