かさ

TOURISMのかさのレビュー・感想・評価

TOURISM(2018年製作の映画)
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いやぁ、めちゃくちゃよかったです。
宮崎さんは、田舎民(って言葉はどうかと思うけど)にとってセブンに行くことは少し非日常というかテーマパークに行くような感覚を持って描いてるなところが好きです。前作にも現れてたけど。
「なんかもう、そこにいる」という感覚になる映画。踊りのシーンは最高。スーちゃんニーナが着ているお洋服も、めちゃ最高。なんかちゃんと「いま」の感覚があるなぁって思った。
マレーシアといえば!なマーライオンよりも、彼女たちは面白いと思うところがある、ちゃんと自分のグッとくるポイント持ってるのも反応できるのも「いま」だし、最高だよね。観光名所よりも、新しいショッピングモールのほうが、迷子の街で出会った家族のごはんのほうが、よっぽどツーリズム。「こっちのが旅のおわり世界のはじまりだよね。」と言ってた会話が聞こえてきたとき、たしかになぁって思いました。財布無くすとこをなぜあんな匂わせて撮ったのか謎だけど。
わたしたちにはどこにでも行ける。もう一回観たいなぁ。すごくよかったです。
かさ

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