あくび

ヘレディタリー/継承のあくびのレビュー・感想・評価

ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)
4.3
家族という不条理な存在の根本を突くために、こんな怖い映画作るアリ・アスターはやっぱりすごい。血縁関係とは時として結束に、時として呪いになる。親、その親、さらにその親がいなければ、自分という個体は存在しえず、脈々と繋がった「血」の連鎖から逃れられないという絶望は事実としてあるが、それでも「私」という個・自我は自由であるという希望は捨てたくない。
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