mh

5時から7時までのクレオのmhのネタバレレビュー・内容・結末

5時から7時までのクレオ(1961年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

シャンタル・アケルマン監督「ジャンヌ・ディエルマン ブリュッセル1080、コメルス河畔通り23番地(1975)」を第一位に選出して話題になった「BFI選 史上最高の映画100 2022年版」で、第14位(女性監督というくくりなら第二位)になったアニエス・ヴァルダ監督の代表作。
カード占いのOPがかっこよくて腰抜ける。その間に必要な情報を伝えてるという完璧なシークエンス。
構図はもちろん、色彩設計の見事さもアニエス・ヴァルダ監督の武器なのに、本編がはじまるとモノクロになる。
作中時間が実時間とリンクしているという、「ロープ(1962)」とか「ニック・オブ・タイム(1996)」とかと同じ、当時法やってる希少な映画。なので、時間に余裕があるひとは17:30に再生ボタンを押すのがいいと思う。
ハイクオリティ、ハイコンセプトというアニエス・ヴァルダ監督の持ち味がいかんなく発揮されててとんでもなかった。
どういう締めくくりにするのか興味津々の観客の期待に十分応えるラストも最高でした。
いやーこれもすごいね。
後年のランキングではもっと順位があがってそう。
面白かった!
mh

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