れいん

雪の華のれいんのレビュー・感想・評価

雪の華(2018年製作の映画)
3.0
優しい映画です。
ストーリー通して感じました。

私は登坂広臣さんが大好きなので、映画館で観たかったのですが願い叶わずでしたので2年経った今日観ました。

主演の二人の下手くそな演技が、なぜか初々しさを倍増させる効果がとてつもなくあったようで、鑑賞してる間めちゃくちゃ恥ずかしくて照れてしまいました。
登坂さんのバチバチキメキメっていういつものヤツが最初はあったけど、段々それも薄れてきてどこにもいそうだけどかっこいい青年感が出ていました。彼の作品はハイアンドローシリーズとホットロードという、やんちゃなものしか観たことがなかったのでナチュラルなのも良いなって思いました。この映画の時の二人の対談の雑誌を読んでいたのですが、雪の華の悠輔役のオファーがきたときに断っていて三年後に引き受けたというのを読んで、彼でなくちゃいけなかったというのも分かるかもなぁって観ていて思いました。
中条さんは下手が際立ち過ぎて、観ちゃいらんねぇって思ったけど後半は段々それもまぁ良いかなって思えるくらい一生懸命でした。元々が良すぎるので、地味な子の演技は無理あるなって感じでした。悠輔のお家で妹弟とご飯食べているシーン好きなんですが、本当に4人が演技じゃなくて普通にみえました。
下手くそな演技をする演者の中で浜野謙太さんが異様に自然すぎて逆に浮いていましたね。

音楽と外国の風景、とても素敵でした。優しい時間が流れている感覚。二人でオーロラを見る瞬間、雪の華が流れてただ感動して泣きました。

美雪の病気がなんなのかも、最後二人がどうなったのかもそれは分からないけれど、ただ二人が静かにゆっくり同じ時間を過ごせたら良いなとそれだけを思いました。

フィンランド行ってみたいなぁ!人生の最後だと思ったら叶えたいと勇気を出した美雪はすごい!
ところであんな軽装でフィンランドの大雪の中走れるもんですかね?無理ですよね。
れいん

れいん