現在放映中の朝ドラ『らんまん』の音楽が素敵なので、同じく阿部海太郎さんが音楽を手掛けているこの作品を鑑賞。
やはりこの映画でも、絶妙な場面で感動を増幅させるような音楽が挿入されていて感心した。ストリングスがメインの優しい曲も、マンドリンが奏でる可憐な音色も、子どもたちが躍動するこの映画の雰囲気にぴったり。素晴らしい音楽家さんに出会うことができました。
映画本編は、子どもから大人へと成長していく過程で味わう「ひと夏の思い出」が丁寧かつ綺麗にまとめられていて好印象。森見登美彦さんのファンだから原作も読んだことあるけど、読後に感じた爽やかさと寂しさが入り交じったような感情が鑑賞後にも感じられたから良かった。そして宇多田ヒカルの主題歌がその感情に寄り添ってくれる分、ラストは映画の方が好きかも。
