原作を読んだのが発売されたて(8年前)だったためほぼ記憶には残っていなかったのですが、中盤…というよりラストの数行を読むまでただ淡々と読み進めていたのを覚えていて。
そのラストがなければきっと印象に残らないものとして当時は判断したであろう作品でした。
その頃の森見さんの作風があったのでペンギンハイウェイは少しマイルドに見えたのも原因かと思う。
今回もその数行が果たして再現されるのかそれだけを観に行ったようなものでした。
観終わった今、もう一度観たくてたまらなくなっていて。
もう上映終わるのに。もっと早く観に来れば良かったなぁ。
ラストの数行はそのまま再現されてました。削られたエピソードはあるけれど、それでも、いいおっぱいだったし、いい映画だった。
宇多田ヒカルのEDがあまりにも良いのでそれまでウルッとはしても耐えていたのだけど、歌で崩壊してしまった。
アオヤマくんの優しさと強さ。賢いけれど鼻につかない。泣かない子の愛おしさ。
良い京大生になるんじゃないか。
お姉さんの方が近い年齢ではあるけれど、自分にもアオヤマくんと同じ気持ちになりうる時代があったはずなのに。覚えていないのに懐かしくて切ない。帰りたい。
ノートブックを買って何かしらを記していきたくなる映画でした。明日買おうかな。
ぐっばい
ぐんない