青二歳

フード・インクの青二歳のネタバレレビュー・内容・結末

フード・インク(2008年製作の映画)
3.3

このレビューはネタバレを含みます

食についてのドキュメンタリーは大抵プロパガンダ合戦なので、それが興味深いところだけど、ただ今作といい恐怖をあおる演出は好きでない。こわいわヽ( ;´Д`)ノ
モンサントを始めとするアグリビジネスとファストフードチェーン、食品メーカーなど大企業がいかに“食”を支配し、“食文化”をも方向付けているか、さらに司法や行政といかに癒着しているかに迫るドキュメンタリー。肉も野菜も扱って、産業としての農業の歪みを告発したいのは分かるが演出がイマイチ。
アグリビジネスにおける労働力において、養鶏員がアフリカ系から南米系に変わったあたりは“ファストフードネイション”が扱ってますね。また“ありあまるごちそう”でもあったが途上国の飢餓についても触れている。

肉の肥育について、アメリカを中心に穀物飼料への反発がすごいのは遺伝子組み換え作物が使われているかららしい。だからアメリカは肉もオーガニック飼育の市場がこうも大きいのね。で思うことは日本で完全牧草飼育は可能なのか。牛すっごい食べるし飲むし、松坂牛とかブランド牛の産地で牧草飼育は無理では。山岳国家だもん…田んぼ出来ない山あいが牧場なんですよね。牛1頭で100m×100mの牧草必要ってキツいよ…北海道でもやっとでは(北海道で元農林水産省官僚がやってるところがある)。そりゃO157が牛の穀物飼育由来と聞くとショックだけど。霜降りも赤身もどっちも好きですが霜降り礼賛文化がいかんのか。でも油ある方が米に合うしな〜( ・᷄ὢ・᷅ )
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