夏色ジーン

フード・インクの夏色ジーンのレビュー・感想・評価

フード・インク(2008年製作の映画)
4.6
感想川柳「農家はもう ブラック企業に 囚われた」
「消費者に 委ねられてる 選択肢」

レンタル店でパッケージ借りでした。φ(..)

今まで色んな食べ物のドキュメンタリー観てきましたが、これが一番衝撃的でまとめられてるかな(;・∀・)少なくてもキングコーンは見なくても大丈夫。

スタートはお約束のように食卓に並ぶまでの飼育過程なんかをやっていきますが、だんだん政治から貧困問題にまで広がっていき、もはや食の問題に収まらないお話になってます。Σ(-∀-;)

とりあえず『食』が大企業に牛耳られ、農家だけでなく実は消費者側も奴隷化してる。消費者側に情報を隠してる上に安いから突っ込みもしない。消費者が望めば変わるんですけどね。(ー_ー;)
農家は種まで管理されてる実情は恐怖以外の何者でもない。あの広いアメリカに食肉加工工場が13しかなくて、労働者は不法入国者と知りながら奴隷のように働かせて搾取してる。

ファストフードより野菜が高くて貧困層ほど高カロリーな食事しか取れなくて、糖尿病予備軍が増えてるのは日本にも広がってきてますし、TPPで安い食物が入って来たら…( ´△`)そして金持ちはいけしゃあしゃあとオーガニック食品を食べてる。

国ぐるみで大企業の安い危ない食品を買わざるを得ない状況に追い込まれてるってことです。(´д`|||)消費者としては買わないという抵抗と声を上げる事しか出来ない。安全なものじゃなきゃ売れないとなれば大企業もそうするしかない。