ウニ

縄文にハマる人々のウニのネタバレレビュー・内容・結末

縄文にハマる人々(2018年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

縄文時代にハマった人々を次々に紹介する実話ドキメンタリー。縄文にはまりすぎた人々がこんなにいるとは!おもろい。文字で残ってないから、残ったデコ盛り過ぎる土器からの解釈は自由∞!精神の自由を感じるし、楽しそう。

そういえば、日本全国に縄文博物館的なものがやたらある。このような愛好家の方々が支えてたんですね。お父さんが縄文にはまりすぎて、20年間北海道の竪穴式住居での縄文生活で育った息子さん。素直にお育ちになっておられ、今のご職業はIT系とのこと。縄文教育の成果を感じました。

縄文土器の柄は具象でなく「チューリングパターン」と似ており、脳内のなにかの表出という話と、AIとカオスと縄文という話は面白。

「レヴィ=ストロース的な文化人類学では縄文はとらえられないんだよ。わからないというのがすべてなんだよ。」という、漏れ聞こえてきた劇場ロビートークも激アツでした。

一万年続いていた縄文。今までノーチェックでした。アート至上主義でファッショナブルでピースフル、女性上位な縄文文化。痺れる。ものの考え方の尺が一万年伸びた。

さらに、映画のあと、東博ナイトミュージアムで一万年前の縄文土器と土偶の実物を見て色々納得!
ウニ

ウニ