縄文にハマる人々の作品情報・感想・評価

縄文にハマる人々2018年製作の映画)

上映日:2018年07月07日

製作国:

上映時間:103分

3.8

あらすじ

「縄文にハマる人々」に投稿された感想・評価

Penny

Pennyの感想・評価

3.3
ふと点けたTVで縄文特集。美術館でも縄文特集。え?今度は映画?
世間は今空前の縄文ブームらしい。縄文といえばあのゴツゴツとした使い勝手の悪そうな土器や埴輪(はにわ)。その造形に意味を見出してみたり文化を推察してみたり芸術センスが爆発してみたり、縄文には魅了させる何かがあるらしい。この映画に出てくる学者、著名人は皆、変態。(いい意味で)あ…そういえばTVに出てた人は縄文を愛し過ぎて縄文土器で鍋してたな...

なぜ今、縄文なのか。
わからないと言われるからわかりたくなる。答えがないからこそ、考えたくなる。
徳川300年?はいはい、縄文時代は1万年です。
実は日本美術史に縄文文化が登場したのはごく最近のこと。かの岡本太郎が縄文土器を愛しすぎた結果、美術史を書き換えるまでに至ったのである。おっと、ここにも変態が…
moto

motoの感想・評価

3.6
久しぶりに家でDVDで鑑賞。
コムアイのナレーションと森は生きているの音楽とてもいい👌
縄文って謎
3000年以上前なのに古くないし、
デザインとかすごいし。
宇宙人と一緒にいたのは間違いないな。
ワンコ

ワンコの感想・評価

4.0
生の芸術に通ずるもの
僕の田舎は東北で、実家の近所に縄文式の竪穴式住居跡があった。

父親の趣味の畑や、近所の畑、あぜ道でも縄文土器の破片がよく見つかった。

また、地名もアイヌ語に漢字を当て字したものだったので、縄文とアイヌとの関係を説く方の気持ちも分かった。

ただ、本当は皆、アイデンティティを求めてるんじゃないだろうか。

個人的には、人工生命学者の池上さんが、脳はあのような紋様をイメージする傾向が高いのではというような話をされていたが、それを聞いて、アール ブリュット、或いは、生の芸術と呼ばれる、特定の訓練などされたことのない、知的障害者の方達の作る芸術に通じるものがあるのではないかと思った。

合理性や写実性とは異なる、各々が見えたまま、感じたままを製作物に反映させていくような芸術活動に思えるのだ。

縄文土器や土偶には、アール ブリュットのような生命の息吹を感じる。
nccco

ncccoの感想・評価

2.8
上野でやってた「縄文展」の予習として観に行った作品。
ドキュメンタリーとしての出来はいまいちなとこもあれど、縄文を知るためのエントリーとしては〇。

目から鱗だったのは、アノ不思議な縄文土器の宇宙人のような造形は、当時「写実をタブーとする絶対的な掟」があったからだろうというくだり。
そのままに誰かを、何かを描いてしまったら、その人が死んでしまうとか、魂が抜かれてしまうとか、そういう信仰があったからだろうと。だから、あんな風に作るしかなかった。むしろ、だからこそあんな風にユニークなものができていった。障害があるからこその燃え上がり、魂の表現、互いの高め合いや競い合いがあった。

そんな話をベースに展示を時代ごとに見ていくと、確かにユニークな縄文土器が大量発生するのは縄文中期ごろで、後期に差し掛かるにつれユニークさは薄れ写実的な土器に移行している様子がうかがえて面白い。
絶対的な掟と文化の盛り上がりを終えた縄文文化はやがて次の文化に移り変っていく。こんな風に一つの時代は終わっていくんだって、なんかしみじみ。

文字がない時代だからほんとうのところはわからない、けどこんな風に当時の人たちの思いに触れることはできるっていう、新しい発見。
今まで縄文時代ってなんとなくつまらない印象だったんだけど、この映画と展示のおかげで一気に自分の中のイメージが変わった。
あ、このあと青森の三内丸山遺跡いったんですけど、それもとっても良かったです!
あつし

あつしの感想・評価

3.3
約1万年続いた縄文時代。
改めてこの年月にびっくり。
弥生以降なんてたかだかニ千数百年。

アートや宗教という、そのものの概念のない時代(それさえも分からないけど)を土器や土偶や遺跡から現代の視点で見た時に一体どこまで探れるのか。
縄文にハマる人々のそれぞれの解釈に答えはないけど、否定する根拠もない。
でもやっぱり弥生とは明らかに違う思想や考え方があったんだろうな。とは思った。
だってあの造形が出来るってやっぱり不思議だもん。

竪穴式住居から覗く大地や生物の見え方の話が面白かった。
kikumimi

kikumimiの感想・評価

3.5
ハマってしまった人々の熱意に圧倒されてついついポカーン😅 それでも焼かれる土器が赤くなる様子には、なにか宿るような感じがして心を動かされた。
はる

はるの感想・評価

4.0
謎の感動があった。

語りが多く、ある方向にリードする作りなのでドキュメンタリー性は薄れた。それは残念。

でもこうした作り故の気付きもあるわけで、そこは評価したい。
しかし情報量多いわー
ここんとこの冬の定番として能登に牡蠣を鱈腹(矛盾した表現)食べに行ってるんだけど、こないだのときに日本最大級の縄文遺跡が能登半島にあると聞いて寄ってみまして。資料館の展示も面白かったけど木を切り出す石器から作って縄文マナーに極力ならって建てたっていう竪穴式住居なんかもあって、そのささくれた柱の仕上がりを見ながらいやー世の中にはいきすぎた情熱の持ち主もいるもんだと思ってたらなにやら縄文がらみのドキュメンタリーを地元でも上映するとのことで観てみた。自分も普段はドキュメンタリーよりは劇映画のほうが圧倒的に好きなんだけど、フィルマークスでも同様みたいでこれまでレビューした中で目玉マークの数字がいちばん少ないね。
内容は一本道のストーリーを追うというよりいろんな人がいろんな観点で自分の縄文への想いをアツく語るというもの。散漫といえば散漫な印象もあるけどとにかく刺激満載です。とりあえず縄文に関心持ったなら観て損はないんじゃないかな。
個人的にはラスト近くに出てきた「縄文土器はこんなに造形のセンスも技術も高いのになぜ人間・動物などの写実的な写しを残していないのか」って疑問がたしかになるほど!と思って印象深かった。そんなきっかけが観る人ごとにひとつでもあったら、良い映画特有の「劇場でたら周りのものが違って見える」体験ができると思います!
コムアイのナレーションもセリフ臭くなくちょっと詞のようでするっと聞けてよかったです。
mokmal

mokmalの感想・評価

4.0
日本人のルーツとは?
1万年前と今との繋がり
時空を超えた旅だった

縄文から見えてくる無限の可能性というかスケールがハンパなかった。定義?思想?そもそもそんなものはないかもしれないと。

そして縄文にしっかりハメられたw

コムアイのナレーションや音楽もセンスよかった◎
nankyoku

nankyokuの感想・評価

5.0
縄文にはまった人々が次々と持論を披露していく映画です。

私は火焔型土器が好きなだけで全く詳しくないのですが、話している皆さんの熱量がすごい。なるほどねぇ、、、なんて思いながら、画面いっぱいの土器を堪能しました。

どれが正解かなんてわからない、何が正しいかなんてわからない、でもたくさんの事実を知ってそこから考えを組み立てていくのは楽しそうだし、その他人の思考を聞くのはどんなおしゃべりより楽しい。
写実的な型を作ってはいけなかったっていうのが、私にはストンときたな。

スクリーンでたくさんの土器を見ても正直何も伝わらない。今まで見たことのある土器を思い出しながら、あれはよかったなぁぁ〜なんて思い出を引っ張り出すくらいしかできない。だけど、それもアルバムを見ているのと同じ楽しさがあるし、私じゃない誰かも縄文にハマっていく様子が少し嬉しくなる映画だった。
とにかく情報量の多い映画で、これは家でメモ取りながらテレビ画面で見たほうが正解だったかな、と思ったけど、最後の方の豚や鶏の映像を見て、映画館で見てよかったなと思った。この映画自体が他人の思考。それを知るのが気持ちいい映画でした。
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