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追想のkottanのレビュー・感想・評価

追想(2018年製作の映画)
4.8
1962年のイギリス。婚前交渉など考えられない保守的な時代。
ドラマチックな出会いに酔いしれ素晴らしい未来を夢見ていても拭えない言い知れぬ不安が画面からひしひしと伝わる。
どこかちぐはぐな関係性を引きずりつつ、2人共が相当な覚悟で挑んだであろう初夜。好奇の目に晒される居心地の悪さ、焦りや羞恥心。夢から覚め現実に打ちのめされる場面がとてつもなく響く。
シアーシャ・ローナンはやはり上手いなあと再認識。
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