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希望の灯りのtoaのネタバレレビュー・内容・結末

希望の灯り(2018年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

どうしてか他人事と思えない空気を感じた。記憶にのこる映画になりそう。

薄情に聞こえるかもしれないですが、ブルーノが空虚や苦しさから解放されたならすごくほっとするんですよね。
自分なら、波の音にきこえたよって青い花を供えに行くかも。

どんな国でも時代でも全員が同時に幸せになれることはない。勝ち得た統一の裏で喪失したものを、表立って口にできない人はたくさんいた、きっと今もいるんだろうなと思う。
登場人物のそれぞれが抱えている悲哀を表に出さないけど、反対に幸せであると取り繕うこともしてなくて、ただあるっていうだけ。そんな空気がやさしすぎて泣けてきた。
音楽もよかったです。
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