久しぶりにドイツ映画を見た。
旧東ドイツにある大型のスーパーマーケットに夜勤専門で就職したクリスティアンという青年は、何故か全身に入れ墨がある。飲料担当の年配の上司ブルーノに仕事を教えてもらい、意気…
居場所の無い主人公からしたら、この職場のスーパーこそが家。
つくづく職場とは人間関係なのだな。と。そしてみんな暖かい。主人公が脛に傷ある人だろう事は刺青で分かってるだろうに、優しいのよ。
でも、職場…
このレビューはネタバレを含みます
始まってすぐに水平垂直ばちばちの構図と色彩がなんて美しいんだ!と感動した。だけど、それは主人公の働くスーパーマーケットの中だけ。仕事が終わって家に帰ると壁やタイルは崩れて家具もガタガタ、並行のとれた…
>>続きを読む印象的な描写
初めの通勤では会話のないバスの運転手
冬が来て仕事にも慣れ、ふと帰りのバスでは運転手と今日はどんな1日だったか話すシーンが気に入った
このシーンは日常性、社会性、地域性が詰まっている…
ショーウィンドウ(西)の光に照らされていた東ドイツの暗さと寂しさがスーパー内の安心感を助長させる。立ち並ぶ高い在庫棚や照明が消えて夜勤に切り替わっていく店内、粋な店長の雰囲気作りも素敵。音楽も良い。…
>>続きを読む結末のないストーリーってのも映画として何だかなぁ、と思ってスルーしてたんだけど、あのでかい倉庫で動かしているフォークリフトのシーンが変に記憶に残っていて、時折思い出すんだよね。
「あれって、何の映画…
私がここで生きているように、
この人たちもそこで生きている。
その肌ざわりを感じます———谷川俊太郎(詩人)
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外から見れば、再統一。けど人々は大変や、
文字ど…
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