ハンスウ

希望の灯りのハンスウのレビュー・感想・評価

希望の灯り(2018年製作の映画)
3.5
私はちょっと気を抜くと最近はすぐ韓国映画にかたよってしまいがちなのでたまにはと、こういうのも観てみました。

これはもうはっきり言っちゃう。邦題がキライ。使い古された月並みな常套句をよくなんの抵抗もなく使えてしまうなあと思う。ああ、スルーしようと決めたのに久々に邦題に文句を言ってしまった……。

でも原題のドイツ語もそして英語も同じだけどステキないいタイトルなんです。主人公にとって職場であるあの巨大スーパーで起こったことがタイトルになってるんですよ。語学に弱い私にも優しく教えてくれたグーグルにも感謝(笑)。

「通路」っていうタイトルです。ドイツ語はわからないけど英語は複数形になってます。スーパーは売り場によっていくつもの通路があるし、その一本一本の通路で先輩から仕事を教わったり、好きな人に声をかけたり、という小さなことがいろいろと丁寧に描かれています。どれもこれも最初はつまずくけど人に背中を押されたりして地道にことを続ける主人公にもいろんなことが開けてくるという映画でした。

地味ですよ。暗いですよ。でもそういうのキライじゃないという人にオススメです。
ハンスウ

ハンスウ