MikiSato

空母いぶきのMikiSatoのレビュー・感想・評価

空母いぶき(2019年製作の映画)
4.1
漫画が原作の映画。
舞台は、そう遠くない未来。
約3年前にできた国の武装兵士が、日本の領土である島を不法占拠したことから始まる。

すごくリアルだと思った。
まず設定が。
原作は読んでないので調べた情報だけだけれど、原作に比べてリアリティがない、といっている原作ファンの方の声もある。
けれど、映画の設定である、現状の世界情勢に不満を抱く、大国のやり方に不満を抱く人たちが集まり、国という名のもとに集結して強硬手段に頼る。
国家間の秩序とか国際法とかは、通用しない。
その裏では実は大国が糸を引いている。
可能性は低いかもしれないけれど。

事が起こってからの流れ、行動も、私はリアルだと思った。
シンプルでわかりやすく、知識がなくても置いていかれなかった。

シンゴジラのときもそう思ったけど。
自衛官と、官僚と。
有事に備えて、日々訓練して。
どんな状況でも冷静で。

炎上した動画が拡散

戦争だ!日本おわた!と騒ぐ国民

食料品を買い占める国民

戦闘と戦争の違い。
防衛と攻撃。
私たちは、いや、私は、軍とか武力とかという言葉を遠ざけすぎたような気がする。
アレルギー反応、的な。

まずは、知ることから。
MikiSato

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