あ

ウトヤ島、7月22日のあのレビュー・感想・評価

ウトヤ島、7月22日(2018年製作の映画)
3.0
2011年7月22日にノルウェーのウトヤ島で起こった銃乱射事件の話。
ウトヤ島の銃乱射事件は、ノルウェーの刑務所制度の特集の際に取り上げられていたのを見て興味があったため、オススメにでてきて見てみようと視聴。
全てワンカットで更にはカメラも揺れるため画面酔いに注意⚠️

内容は、本当に自分もキャンプに参加した1人かのように錯覚するくらい緊迫していた。
事実を知っている自分たちからすると犯人は1人で警察官の仮装をしている、と知っているが、当時何も情報がなく若い子たちばかりだったからそれは混乱と恐怖に満ち溢れた空間であったのだろう。

お互いに意見が食い違いイライラしたり、パニックで叫んだり電話を掛けたり、、、
冷静に考えたら思いつく手段もまったく思いつかなくなる…証言者たちによって創られたこの映画は生命の危機に陥った人間の行動をこと細かく描かれていた。

ノルウェーには死刑制度はないため、80人近くを殺害しておいても犯人は懲役刑。ノルウェーの中で最も厳しい刑務所に入れられているが、未だ自分の行った事は正しかったと主張している(特集より)。
ノルウェーの刑務所制度だと、今後更生の余地がみられたら仮釈放もありえる。遺族の中には「犯人に更生して欲しい」と願う人もいた。死刑制度や刑務所の制度もあり方によって国民の感情が変わるものなのか。

なぜ救出がここまで遅れたのか等、もっと調べていきたい。
あ