孤高のG男爵

ウトヤ島、7月22日の孤高のG男爵のレビュー・感想・評価

ウトヤ島、7月22日(2018年製作の映画)
3.2
2011年7月22日に、
ノルウェーで発生したテロ事件。

本作は当事者の証言を元に制作され、
ウトヤ島銃撃事件の部分だけを描く。

72分間、長回し1発撮りはお見事!
カヤ(架空の人物)という女性と、
行動を共にしている者の視野で描かれる。
つまり、
行動を共にしている者=観る者
であり、非常に臨場感がある。

何が起こっているのか、
今どういう状況なのかは一切不明。

本作は、
襲撃対象となった若者達の恐怖を、
我々が追体験する為の作品と言える。

前回レビュー作品『7月22日』は、
この事件の全体像を捉えたドキュメントなので、
本作と併せての鑑賞をオススメしたい。
(Netflix 限定なのが悔やまれる)


蛇足やが。

終盤のジェイソン・モモアの出来損ないの言動。
コイツのせいで一気に創作感満開になる。
ここはシナリオ書き直すべきやったと痛切に思う。

非常に現実的な終わり方をするラストだけに、
余計に残念ポイント。⭐️0.3 減点。
孤高のG男爵

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