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コーヒーが冷めないうちにのparsifal3745のネタバレレビュー・内容・結末

コーヒーが冷めないうちに(2018年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

「コーヒーが冷めないうちに」の表題に誘われて視聴。悪くなかったです。2時間物のTVドラマのように忙しい感じはしたけれど、役者陣の演技が良かったです。波留と林のドタバタ演技、松重さんが大丈夫だよって言い続ける顔、薬師丸の柔らかな表情、吉田の気が強い女と松本の純粋な表情、伊藤の若々しさに有村の一途さ、石田の優しげな母親。それぞれの演技が光っていて、真の感情が宿っていた。それだけでも、見る価値があるでしょう。
 ストーリーは、それぞれの登場人物が行きたい時間を説明するのにあまり時間が掛けられないのだが、効率よくまとめられていた。最後、母親の難題をどう解決するかっていう所、未来ネタだろうと思ってみていたが、その手があったかと。結局、母親は戻れなかったということで、ずっと幽霊のまま彷徨うってことでいいのかな?
 邪道だけれど、過去に戻る商売って起こしてもいいかもね。儲かりそうだし感謝されそう。ただ、ずっと通い続けなければならなくなるか。
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