期待の今泉作品だったが主題が弱すぎ並以下
今泉監督作品はまだ2作しか知らないけれど、それらで”地味な好センス”が確かに感じられ個人的には大いなる期待をもって本作品を視聴したのだが、ウムムム・・・
テーマは複数男女の出会いの有様と、それらカップルたちの10年経過後における心理の変遷、といったところにあるようだが余りに微妙・微温過ぎて何一つ得心できる場面がないという結果。
第一に10年経過後の状況が主要人物たちとその周囲の人物たちがほとんど変わりなく、小さかった子供たちが成長したという設定でかろうじてそうと分かるという苦しさ。
第二に一番上で書いた今泉監督の〝地味な好センス”がまるで感じられず、やたら間延びし散漫でポイントが絞り切れていないもどかしさしか感じられず。
第三に主演二人、三浦春馬と多部未華子の良さが引き出されているようには見えず(実は彼らにも大いに期待していた)、生煮え感しか残らなかった。
このレビューも要領を得ないものとなっているが、それだけ困惑してしまったということですね。
投降後に情報を漁り、時間をおいて何か湧いてきたら追記を。
1.4の一つ星
追記:やはり想像した通り、先に見た作品は脚本も今泉さんだったが、本作品は別人。そこら辺がかなり大きな足かせになったのかもしれない。
後、宮城ご当地タレントとして漫才コンビのサンドウィッチマンがちょい役で起用されるなど、今泉さんも抗えない大きな力に振り回されたのかなと推察される。まぁ当て推量に過ぎんがね。
042108