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アイネクライネナハトムジークのnのレビュー・感想・評価

3.0
ある情報を絶対に伝えれるはずなのに、物語の展開上、その場では言わない、みたいなのが多用されてて辟易する(MEGUMIの弟が誰か、貫地谷しほりにほのめかすくだりのとこなど)。
その他、リアルではありえない人間の(感情含む)動きが演出されてるとこがわりとあったり。

なんか「優しい話」感を出してくるんだけど、思うに、優しさはその逆にハーシュなリアリティがあってこそだと思うの。「優しさ」を出したいから優しく演出するなら、それは雰囲気の弛緩につながってしまうというかね。

まぁ「そういう話です」と言われればそれまでなんだけどな。

『愛がなんだ』は原作のミラクルだったのかな...。愛が〜以来、それ以前にいくつか観ていて、もういっか、と距離を置いていた今泉作品を再び観はじめたのだが、結果、個人的にはやっぱりあんまりトキメかないタイプの作家なのかもしれない。
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