このレビューはネタバレを含みます
岩合さんの猫はいつも猫歩きでみてるけど、それを映画のBGMに合わせて見るのも乙だなぁと。あらためてすごい画撮ってたんだなぁと。カメラの後ろにちゅーるの気配を感じるとかはない。
話の切り替わりでだいたい毎回「ねこちゃんの可愛い画をお楽しみくださいシーン」がある。ねこちゃんのおちゃめなシーンも多く、周りから「ふふっ」って声が聞こえてくる。
ストーリー的には、過去や背景が描かれるのはほぼ主人公の大吉さんだけで、他の人は日常を切り取る形なので物足りなさを感じる人もいるかもしれない。
個人的には、映画オリジナルなのかな?巌さん達の甘酸っぱい話の件はむしろもう少しさらっとで良かったのでは…と、思いつつも、亡くなる前に楽しい思いをしてくれてよかったという気持ちもあり。
島のなんてことない日常と根底に流れる問題についてもほんのり描いておきかったんだろうなぁ。
描いて欲しかった、大吉さんがたまさんのために扉を開けようと必死になるシーンが描かれていたので満足。
たまさんが、大吉さんには本当にリラックスして懐いてるのに、たまに来る息子さんには逃げはしないものの少し嫌そうな顔をしているのがプロだなと思った。すごいな。
全体的に( ◜ᴗ◝)←こんな感じでにっこり見てられる、世界が平和になりそうな映画だった。