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チャーチル ノルマンディーの決断のグレポのレビュー・感想・評価

3.5
ワウワウ・チャーチル!

連合軍のノルマンディ上陸作戦の遂行にあたって、第一次世界大戦での大惨敗(50万人以上の死傷者がでた)のトラウマから、日和って異議を唱え続けるチャーチルの物語。
頑固者で感情の起伏が激しく、もはや老害と言っても過言では無いくらい小さい人物像として描かれていますが、それが人間臭くて身近に感じるし、後半奮起する(開き直るが正しいか?)チャーチルの振りとしても効果は絶大でした。

他のチャーチル作品より夫婦のあり方について丁寧に描かれているし、ほぼ会話劇で派手さはありませんが、どの演者さんも演技が上手かったので作品に集中出来ました。特にアイゼンハワーの役者さんの演技に痺れます。ちなみに彼のモットーは「物腰は優雅に、行動は力強く」ですってカッコイー。
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