映画太郎

チャーチル ノルマンディーの決断の映画太郎のレビュー・感想・評価

4.0
【 一番大事なものは? 命だ!
君らの使命は 敵を打ち負かすことだ 】

使命とは 命を使うこと
大事な命を 何に使うのか

1944年 6月

ドイツ占領下にある パリを開放すべく
史上最大の作戦が 始まろうとしていた

チャーチルは 葉巻を深く吸い込んだ
鼻の 両穴から 勢い 吹き出す煙は
猛々しい 蒸気機関に似て
彼は 眼光鋭く 言葉を吐く

【 恥ずべきことだ 戦争中 ロンドンにいて
多くの兵士を 戦場へ 送り込むのは
私も 艦艇に乗って
兵士と共に いるべきだ 】

国王陛下が 優しく諭す
【 おかしな話だね 君は世界で一番
力ある人間なのに
今 何もやらせてもらえないなんて

私の仕事は 戦わないこと
死なないことだ
優しさを持って 国をまとめ
希望をもたらす
これが 私の義務なんだ
君の 義務でもあるぞ 】

クレミー夫人は言う
【 何があろうと 希望を与えて
2万人が 戦死しても
妻や母 子供に 無駄死にだと
思わせないで 】

浴びるほど飲んで
むせ返るほど 吸って
チャーチル自身は
自分の命を 何に使うのだろう

チャーチル【 君を 幸せにしたか?】

クレミー
【 したわよ 時々 本当に幸せ 】

チャーチルさん
これからは
身近な一人の 幸せのために
命を使って

それが 皆んなに
伝わっていくのだと思います





映画太郎

映画太郎