ゆきはる

家へ帰ろうのゆきはるのレビュー・感想・評価

家へ帰ろう(2017年製作の映画)
4.0
頑固じいちゃんのロードムービー。スクリーンに映るシワシワ率高し!ですがその深みが…
最後泣けました。

訳あってブエノスアイレスからワルシャワへ。頑固じいちゃんは寝坊して電車乗り遅れたりお金とられたり、幾度もの危機を、通りすがりの人に助けられる。国籍超えても優しい人は優しくてホッとする。

終点を探しながら見る映画、久々です。コミカルな所から入るのだけど、だんだん重くなります。ホロコーストを逃れた話なので、軽快なのや面白いのを見たい人にはおすすめしない。隣の人も途中で席を立って帰ってこなかった(汗) 席を立った理由は話云々以外かもしれないけど。

歴史は知らなくても生きていける。
1940年代は、自分から見ると「歴史」。でもまだ「歴史」じゃなくて「過去」として生きてる人もいる。まだ終わってないのだと痛感。知れて良かった。
じいちゃんの考えや思い、行動から、壮絶なホロコーストだったのだと感じた。

Yiddish(イディッシュ語)なんてのも出てきた。ユダヤ語の1つだそうです。
世の中にはまだ知らないことが多々ありますね。。

バッドエンドにはならないので、興味のある方はぜひ!

「うちへ帰ろう」
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