狂気の映画。A24っぽい。モノクロじゃなかったら正視に耐えないんだろうな、というくらいの凄まじい映像。大音量の迫力で魂を揺さぶってくる。映画館で観てよかったという映画です。
イレイザーヘッドや鉄男、オーソンウェルズ（暗闇から顔が現れるイメージね）を想起させつつ、しかも画面はスタンダードサイズ。両サイドは黒の光でつぶしながらのスタンダード。19世紀感を出しているだけなのか、でも傑作WAVESの試みが頭から離れず、何か仕掛けがあるのかと深読み。
ウィレム・デフォーが出演しているという情報は入れていたつもりだったけど、観ている途中で、あ、ウィレム・デフォーやん、と気付く始末。そんだけ既視感のない役柄を演じていたわけですよ。
