このレビューはネタバレを含みます
これはフィクションなのか。
想像を遥かに絶するカオティック・サイケデリック・アブストラクト・ノイズ・ホラー映画。
モノクロで陰鬱で退屈で鬱蒼とした世界。
荒海の孤島にある灯台を管理するだけの仕事。
プロレタリアな隔離生活でむさ苦しい男2人。
この過酷な環境下で平常心を保つことは不可能に近いだろう。
最期に血と泥と汗でボロボロになったウィンズロー(又はトミー?)はトムを殺して盗んだ鍵で念願の灯台室へ向かう。
美しく輝き乱反射する灯。
彼がそこで見たものは一体…。
トムは忠告していた。
カモメには、海で死んだ船員たちの亡霊が宿っていると。