サファイア

教誨師のサファイアのレビュー・感想・評価

教誨師(2018年製作の映画)
4.4
大杉 漣の最初のエグゼクティブプロディース作品であり、最期の主演作🚹
初めて、舞台挨拶付きで鑑賞🎥

~あらすじ~
牧師で教誨師の佐伯保(大杉 漣)は死刑囚の話しを聞く為に月に2回拘置所を訪れる。
組長、ホームレス、美容師、廃業した布団屋、ストーカー、統合失調症の若者など殺人をした死刑囚の話しを聞いたり、自分から問い掛ける。
最初は心を閉ざした死刑囚達も、佐伯の問い掛けに少しづつ心を開いていく。
そんな中、死刑の執行が行われる。

ほとんどは大杉 漣演じる教誨師の佐伯保と死刑囚達との会話のシーン。
音楽も何もないが、飽きること無く、逆に役者同士の演技のぶつかり合いに引き込まれる。
一人一人に真摯に向き合っていく佐伯だが、実は自分自身にも向き合っていく。
平和に暮らしてきたように見える佐伯だが、実は壮絶な過去を抱えていた。
果たして魂は救われるのか?
大杉 漣の死刑囚に寄り添っていくという心からの演技に感動した😢

予告の時から観ようと決めていたが、まさか大杉漣の遺作になってしまうとは、残念。
大杉漣さんのご冥福をお祈りします。
作品は、本当に素晴らしかった🎦
ラストシーンのアップの表情は忘れられない!
「生きているから生きる!」
もう一度、生命の大切さを考えたい。

追伸
初めて舞台挨拶を見て、トークショー付だった。
いつもガラガラの映画館が満員だった🈵🚻🚻
入れないと困ると思い、事前にチケット入手して前から2列目の席をゲット💺
死刑囚の2人と監督の計3人が舞台挨拶してくれた。
まさか横須賀で舞台挨拶が見れるとは思っていなかったが、監督と俳優さんが横須賀出身で凱旋上映で、知り合いも多かったようだ!
パンフレットにサインもしてもらい、宝物に📖
益々、素晴らしい作品を作って欲しい🎦