わか

PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System Case.3「恩讐の彼方に__」のわかのレビュー・感想・評価

4.2
劇場版第一作以来の本格的登場となる狡噛の活躍が観られる作品だった。

シーアン以降も各地を転々とした、狡噛の雰囲気や考え方、戦い方にまでかなり変化があり、これまでに無いくらい穏やかな姿だった。
今回も文学が劇中に登場し、恩讐の彼方にという小説のストーリーが途中まで家族の復讐を誓うテンジンとリンクしている。
かつて復讐を経験した狡噛の登場が、少なからずテンジンの考え方に影響を与えており、逆にかつての自分と重なるテンジンに狡噛も影響を与えられ、結果的に物語は恩讐の彼方にとは異なる結びを迎えている。

また、case2で初登場の花城フレデリカが存在感を放っており、外務省の人間として、厚生省とは異なる価値観の元に行動していく様子は今後の展開にどう影響していくのかアニメ第三期で、どのように常守たちと関わっていくのか、非常に楽しみな終わり方だった。
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