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甲鉄城のカバネリ 海門決戦のmalのレビュー・感想・評価

2.0
テレビアニメ版を見てからの視聴です。テレビでは兄様こと美馬が出るまではとても楽しんでました。(兄様が出てきてから「甲鉄城」も「カバネリ」も話と関係なくなった…泣)その劇場版である本作はファンからの評判が高く、期待してました!

時系列的にはテレビアニメ版の直後ですが、導入シーンで説明もあるので、テレビを見てない人でも楽しめるんじゃないでしょうか。「なんでこんな世界になってるの?」、「カバネ(ゾンビ的な怪物)は治療可能なの?」とかはテレビ版でも扱われなかったですし、

・カバネが跋扈している世界。
・主人公とヒロインは後天的にカバネの肉体と力を獲得したが、人としての心を持つ(カバネリ)。
・特殊なカバネを核にして次々とカバネが集合して群体となる。

以上のことが分かれば何とかなりそうな。
でもやっぱりファン向けやね…これは。

そんなにつまらなくはなかったですけど、期待しすぎたかなー!ちょっと退屈な面も。ストーリーは「悲劇の将官が復讐をする。皆でそれを食い止める」という個人的に思う劇場版あるあるでした。主人公生駒とヒロイン無名が合流するまでうじうじパートが多いのと、主人公サイド以外が無能&ザコであからさまな引き立て役なのは正直、辟易。威張りんぼうなヒール役でも最後の最後には意地を見せる、有事の際では有能さを発揮するみたいのがあったらなー。無名は可愛いけど行動がテンプレ的。生駒との心のすれちがいが結構な尺を使って描かれていますが演出、展開は予想がつきやすくて。

私はロードムービー(アニメ?)として『甲鉄城のカバネリ』が好きだったんだなぁと認識できたのは良し!トラブルや不信を抱きながらも、それを解決しながら先に進んでいく展開が楽しかったんだ!

テレビ版でも良かった映像は本作でもやっぱりきれい。アクションもよい。無名がビュンビュン飛び回るオープニング後の戦闘シーンが一番好きでした。あとエンディングの踊りも!
テレビ版後半から引き続き、目立つアクションシーンは無いけど来栖は危なげないなぁ笑
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