いがらっしー

エイス・グレード 世界でいちばんクールな私へのいがらっしーのレビュー・感想・評価

3.8
中学最後の年、8年生。
その卒業の年に「クラスで最も無口な子」に選ばれてしまうほど、友達もなくダサいと思われている主人公・ケイラ。「クールになりたい!友達が欲しい!」とSNSにのめり込み、InstagramやYoutube投稿をやってみたり、年上の人達やセレブな子達と付き合ったりしてみたが、どれも空回りするだけだった。
やがて、ある事件をきっかけに、自分のやっていたことが馬鹿げていたことに気付く。
父親に自分の気持ちを告白するシーンがとても良い!
ここまでは思春期のイラつく娘とそれを必要以上に気遣う父親の関係が不思議だったのに、その理由がここで明らかになる。
父親の娘に対する愛情があるから、こんなにケイラは良い子なんだ!

確かに大人になる時って怖い。
『だけど、今起きていることが、これからも起きるとは限らない。
人生って、この先何が起きるかわからないから不安だけど、だからワクワクするし楽しいんだよ』
あなたはあなたのままで良いからね。
いがらっしー

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