ヘビメタおやじ

今日も嫌がらせ弁当のヘビメタおやじのレビュー・感想・評価

今日も嫌がらせ弁当(2018年製作の映画)
3.5
1899本目。内容を聞いた時点で、全く期待していませんでした。しかし、最後まで見られる作品になっていたことに驚きました。反抗期の娘への嫌がらせのために、キャラ弁を三年間作り続けるシングルマザーの話なので、ドラマの要素が少なすぎるのは確かです。しかし、脚本、演出、演技のパワーによって見させる作品になっていて、楽しめました。前半は細かいエピソードとキャラ弁の面白さはなかなかです。後半はやはり感動させたい感じが強くて、もたつきますが、それでもしらけるほどではありません。日常の中の愛情というテーマをうまく描いているので、ラストシーンも素直に感動できました。そして、八丈島というロケーションの効果はかなり大きいと思います。