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アパートメントのharuのレビュー・感想・評価

アパートメント(1996年製作の映画)
3.5
ストーカーのストーカー。

パリで営業マンとしてバリバリ働くマックスは、美人な婚約者との結婚を間近に控え、公私共にとってもハッピー!ところがカフェで2年前突然姿を消した元彼女リザの声を聞いたマックスはすっかりご乱心。彼女との日々を回想しながら、リザの行方を追うが…

ヴァンサン・カッセルとモニカ・ベルッチ元夫妻が初めて共演したと思われるサスペンス。後にハリウッドで「ホワイトライズ」というタイトルでリメイクされています。昔ハリウッド版を見ましたが、ローズ・バーンとロマーヌ・ボーランジェの雰囲気が似てる!しかし主人公ヴァンサン・カッセルとジョシュ・ハートネットのキャラが違いまして、オチが異なります。本作はめっちゃフランスっぽい終わり方で、私にはちっともワカリマセン…
ストーリーは、スマホが普及している現代なら絶対起きないであろう展開で、とにかくひたすらすれ違いまくる男女の話。時系列が入り組んでいて、ちょっとわかりづらいですが、実はアリスの方がリザより先にマックスと出会っているんですよね。しかしリザはあの「モニカ・ベルッチ」なので、マックスからしたらアリスのことなんか視界に入りません。つまりアリスはあれくらいのことをしないとマックスに存在すら認知してもらえなかったんじゃないかと思われるのです。
マックスが、リザ、アリスのみならず美人な婚約者までいるという、謎にモテまくる設定。贅沢すぎる三択です。にしても、リザはラストであんな目に遭わなくても良かったのでは…
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