久遠

チワワちゃんの久遠のレビュー・感想・評価

チワワちゃん(2018年製作の映画)
3.6
飽くまで等身大の若者を描いた青春群像劇。酒、煙草、セックスの三拍子。ドラックが含まれないのは、同時代性を感じる。吉田志織と玉城ティナのキスシーンが最も官能的。
象徴としてのチワワちゃんを中心に、各登場人物の背景が語られていく。
それが、若者の無関心や孤独を浮き彫りにしていく訳だが、既視感は否めない。
「来る」以前の中島哲也作品エピゴーネンと化さなかった事に、好感を覚える。
序盤と終盤の間延びさえ無ければ、個人的にはベスト10級だったかな。
久遠

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