D1

キャメロット・ガーデンの少女のD1のレビュー・感想・評価

4.4
キャメロットガーデンの住人達になかなか馴染むことのできない主人公のデヴォンは森に住んでいるトレントとの間に不思議な友情を育む。
その結末は、、

心臓に病を患った過去から体に手術後のあるデヴォン。
議員である両親から見かけだけの良い子を演じさせられモノのように扱われる日々
体の傷痕は絶対に見せるな、とも。

そんな偽善的な住人達に嫌気がさしたからこそ、貧困であるが故に差別されているトレントに惹かれていったのだろう

富裕層と貧困層の対比
モートンの痴漢、トレントが唯一とった小さな仕返しに対する両親の反応の差
コップ一つとっても思い入れが違う

俺の家はどこだい?
私の手の中よ
どれだけ差別されても耐え続けたトレントがデヴォンに対して明かした唯一の本音だったのかもしれない

どんな職業であってもそれを馬鹿にすることは絶対に許されない。

あの少年は何者だったのか、トレントは金銭的な理由から飛び込みの選手を諦めざる負えなかった?など疑問が残るが、
めちゃめちゃ感動した。いい作品
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