1970年前後、映画を作る若者の青春映画。
オープニングからカッコいい作品だった。
というより、めぐみ役の門脇麦がカッコよかった。
だんだん彼女が愛おしくなってくる。
最後は切なくなって涙が出てしまった。
予告編を見て過激な作品なのかなと思ったけれど、若者を見守る優しい目線の側面が強い作品だった。
特に、めぐみについてはいかようにも描けたであろうに、ひどいキャラにしなかったところに彼女への敬意や優しさを感じた。
エンディングテーマも、曽我部恵一の優しい歌声が作品の雰囲気にマッチしていて良かった。
もう少し、内容に盛り上がりがあればなお良かったと思う。
登場人物のほとんどが実在するらしい。
井浦新演じる若松孝二監督がかなり本人っぽさを醸し出しているようなので、監督の30代の頃を知りたい方はぜひ！
